「もう変形しているから、進むしかないですよね…?」
そう思っている方は少なくありません。
しかし結論から言うと――
👉 進行スピードはコントロールできます。
変形そのものを“ゼロに戻す”ことは難しくても、
悪化をゆるやかにすることは可能です。
変形性股関節症は
股関節の軟骨がすり減り、骨の形が変わっていく状態ですが、
進行には個人差があります。
✔ 急速に進む人
✔ 何年もほとんど変わらない人
この違いは「日常の使い方と活動量」に大きく関係します。
進行を遅らせる5つのポイント
① 体重コントロール(無理のない範囲で)
股関節には歩行時、体重の約3〜5倍の負荷がかかります。
体重を5%落とすだけでも、
関節への負担は大きく軽減されます。
ただし大切なのは
❌ 食べないダイエット
❌ 筋肉まで落とす減量
ではなく、
👉 筋肉を保ちながら整えること
②関節可動域を保つこと
正しく筋肉を使うために、可動域が保たれていることが絶対条件です。
臼蓋形成不全や変形性股関節症初期では
可動域制限が生じていることは少なく
むしろ過剰な可動域を呈していることが多いため、動きすぎないような安定性が重要です。
病期が進行していくと炎症などが原因で常に力が入ってしまい可動域が制限されていきます。
この時期は、可動域の再獲得、筋肉による安定性の両方が重要になってきます。
③ 股関節の安定性で重要なお尻の筋肉を鍛える
特に重要なのが
中殿筋
大殿筋
ここが弱いと、関節の一点に負担が集中します。
筋肉は“天然のサポーター”です。
④ 骨盤を安定させる
股関節は骨盤の一部です。
骨盤が傾くと、
股関節の接触面に偏りが生まれます。
✔ 片足重心を減らす
✔ 立ち方・座り方を見直す
これだけでも負担は変わります。
⑤ 痛みを我慢しすぎない
炎症が強い時に無理をすると、
防御的に筋肉が固まり
さらに負担が増えます。
「頑張る」よりも
👉 波を見ながら調整する
ことが重要です。
⑥ 正しい動き方を身につける
立ち上がり
階段
歩行
これらの動作が整うと、
関節へのストレスが分散されます。
実は、
“筋トレ以上に大切”なのが動作改善です。
臼蓋形成不全の場合は?
臼蓋形成不全
では、もともと受け皿が浅いため
より“安定性”が重要になります。
✔ 深くはめ込む筋力
✔ 骨盤の左右安定
✔ ねじれのコントロール
これが進行予防の鍵です。
まとめ
✔ 変形は「止められないもの」ではない
✔ 進行スピードは日常で変わる
✔ 可動域× 筋力 × 安定性 × 動作改善がカギ
「もう変形しているから仕方ない」
ではなく、
👉 “これからどう使うか”が未来を決めます
17.変形の進行を遅らせる方法
股関節症

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